目次
ブログを書いていく上で、構図を大切にしたい。
まず目次から書いてみようと思う。(もちろん提示する内容はベストではないし、間違いもあるだろう。しかしなるべく間違いは少ないはずだ。あくまで参考にしてほしい。)
目次
0.ブログの理由(ニーズ)
分析職として感じたところ。
1.スキルとは何か。スキルはなぜ大切か。
2-1-0 スキル一覧(持ち運べるという観点) - 低コストでスキルを
3-1.会計スキルの大切さ(スキルの中で、会計スキルを選ぶ理由)
3-2.会計スキルの身につかない理由分析
簿記二級と一級の壁
3-3.
具体的取組事項(段階ごと)
三級財務会計
二級財務会計管理会計
一級財務会計管理会計
会計士財務会計管理会計
3-4.個別説明
3-4-1
3-4-2
3-4-3
3-4-4
3-4-5
4-1
英語スキルが大切な理由
4-2
英語スキルが身につかない理由
また、必要のない理由
4-3
レベル表
高校卒業レベル
大学卒業レベル
ビジネスレベル
ネイティブレベル
3-2.会計スキルの身につかない理由分析
3-2.会計スキルの身につかない理由分析
会計スキルが身につかない理由分析
3-1までで、
会計スキルの重要性を説明した。
この重要性が正しいとすると、ひとつ疑問があがる。
重要性の割りに一般の社会人には身についていないのではないか。
ここで、社会一般との整合性を確かめたい。結論からいうと、重要性に対して、会計スキルは充分に人々は身につけていない。その現状を説明するには、会計スキルが身につきにくいというマイナス要因について説明する必要がある。
このように、
私は、様々な社会人の方々と接してきて会計スキルの身につかない理由を分析するにいたった。
会計スキルの身につかない理由
少し抽象的な分析になるので、ケースから考えてみようと思う。
ケース 簿記二級と一級の壁
簿記の試験は、会計スキルを説明するものではない。しかし、会計の学習という方法の点での分析の材料となるため、ケースとして考える。
簿記の勉強を独学で行ったかたは理解できるだろう。簿記2級は、数ヶ月あれば資格を入手できる。それに比べ、簿記1級を独学で対処するには、挫折する。1年以上時間がかかる。実際簿記1級に合格するパターンは、税理士試験や公認会計士試験受験者ではないだろうか。
この現状、理由を分析し、説明することが目的のひとつでもある。
このケースの場合、何が問題なのか。独学者(一般の社会人)と試験受験者(会計予備校学生
)の違いから分析したい。
違いを分析する。異なるものを列挙する。1、テキストの違い、2、時間、3、優先順位、4、時間×集中力=成果分析、5、学習方法である。
1、社会人のテキストは市販のものである。会計予備校が販売している。会計予備校学生は、予備校作成のオリジナルテキストである。会計予備校学生の使うテキストは、税理士や会計士を見据えたテキストである。共通することは、暗記中心のテキストである。
2、時間については、社会人は、業務時間の前後、数時間がメインである。残りは、休日となる。学生の場合、終日取り組むことができる。3、 優先順位については、社会人は意識していないかもしれないが、当然日常業務が最優先である。学生は勉強が最優先である。4、成果分析をする。勉学の場合、時間と集中力の要素で分析できる。社会人は業務後の勉強には、集中力は減少している。勉強時間を増やせば問題は解決するわけではない。5、学習方法。実は、この項目は、共通項目である。暗記を中心としている。理解という方法ではない。日本の教育は、暗記が中心であるため当然である。
この項目の中での違いを列挙した。この項目で、試験の合格や会計スキルの習得に違いがあるのか。
おおきな要因としては、4の成果である。労働者には、集中して取り組む時間がたりない。前提条件としては、「暗記」という勉強形式では、この4の項目が重点である。
暗記という前提条件では、集中する時間がキーポイントとなる。ここが社会人が、簿記1級に合格できない理由である。社会人には、仕事が長く存在するため、また、休日もフルで使えない。この状態で暗記、集中力、時間という問題は変わらない。変わらないため長年このケースも変わらない。
ここでの提案は、暗記から理解と変えたらどうか。すると、集中力が低い時間である業務後の時間でも、
成果につなげることができる。では、暗記から理解に変えるにはどうすればいいのか。それは、テキストを理解用のテキストに変えればよい。これだけである。しかしひとつ問題がある。理解用のテキストをどう見つければいいのか。
ここでケース分析はおわる。テキストは、別の記事で紹介する。
抽象的な分析
一般的な分析として抽象的な分析を行おう。
前提条件とコストで説明できる。
前提条件
前提条件は、二つある。
一つ目の条件は以下である。
現状、会計を職務に生かすレベルでの習得方法は王道が認識されていない。簿記の試験合格のために会計予備校に向かうことはあるが、実務に役立つことを教える場所がない。
二つ目は、会計スキルの習得方法を人々が教えないということだろう。職場で教えあうことは、あまりないということである。
教えた相手が成長するとライバルになるというあまり語られない現状が推測される。
コスト
日本の労働事情に従う労働者に適したテキストがないことだ。
コストは、社会的コストと個人のコストに分類される。
社会コスト
社会現状として、日本の労働事情に従う社会人に適したテキストが十分広く認識されているとはいいがたい。簿記の入門というタイトルがついた本はたくさんあるが、成果はでているであろうか。現実はどうか。これを解決するために社会が払うコストが社会コストである。しかし、短期的に解決するとは思えない。義務教育でない科目に社会がコストをかける文化は日本にない。
個人コスト
個人の現状では、ケースのような分析が重要である。個人がコストを払うという観点から分析したい。
会計スキル習得に関して、個人がコストが大きい。短期的、長期的なコストとして分析したい。これらは、会計スキルの身につきにくいというマイナス要因である。
短期的なデメリットとしては、コストが高い。どのようなコストか。それは、学ぶ方法というコストだ。どの教科書を使い、どれだけ時間をかければ求める実力になるかわからない。さらに、長期的なデメリットがある。途中で挫折してしまう。適当な教科書を探しても実力がつくまでの間に挫折するのだ。これがケースの端的な説明となる、簿記二級までは、合格できるが簿記一級はとても理解できないというよくある事実である。
3-1 会計スキルの重要性
3-1
会計スキルの重要性
様々なスキルの中で、
なぜ会計スキルは大切なのだろうか。今後重要になるのか。
前者を短期的な現状、後者を長期的な変化として分析する。2年以上を長期とする。長期の定義は、前提条件の変化を意味する。
キーワードは、職種スキルという持ち運べるスキルの重要性向上、人間関係スキルの重要性低下である。
会計スキルの短期的重要性
2-1-0での結論として、会計スキルは、職種のスキルと共通のビジネスのスキルとして重なるという点があった。そもそも会計とは、会計学の定義を簡易に説明すると、計算して決定することである。少し簿記とは異なる。なぜ、会計は大切か。それは、労働者にとって、会社という組織の意思決定をしるためのスキルであるからである。会計を知ることは、組織や部門がどのように表示されるかを知るということでもある。当然、全体を知ることになる。自分の所属する組織の全体を知ることは、働くみにとって、大変重要である。また、管理会計とは、業務改善としての会計が歴史としてある。自分の業務の改善という奥深さがある。
会計スキルの長期的重要性
今までの日本では、あればいいよねという程度の会計スキルの重要性であった。それは、転職市場の拡大によって大きく変わる。転職市場の拡大は、日本の会社に大きく影響を与える。それは、会社の内部の人が変わることが当たり前になるということだ。つまり、人間的関係のスキルの価値が相対的に下がるということだ。その結果、職種スキルの重要性が高まる。職種スキルのなかでの特性ある、会計スキルの重要性が高まる。この結果、
今後労働者が会社内部でも、転職しても、地方でも生き抜いていくように必要なスキルといえる。
職種スキル一般の傾向として、持ち運べるスキルに対して市場性の高さがあった。その中で、会計というスキルは、ほかのスキルに比べ一歩有利であった。